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再投票の日弁連会長選、宇都宮氏が当選「順送り、ゆがみ出ていた」(産経新聞)

 2氏が争い、2月の投票で決着がつかなかった日本弁護士連合会(日弁連)次期会長選の再投票と開票が10日、行われ、多重債務問題への取り組みなどで知られる宇都宮健児氏(63)=東京弁護士会所属=が、現執行部路線の継承を掲げた日弁連前副会長の山本剛嗣氏(66)=同=を破って当選した。再投票は現行選挙制度になった昭和50年以来、初めて。

 会長選では、最多得票を得るだけでなく、全国52の弁護士会の3分の1を超える18会以上で最多得票を得ないと当選できない仕組み。2月に行われた1回目の投票では、山本氏が得票数で勝ったが、宇都宮氏が42会を制したため、決着がつかなかった。

 今回、日弁連が発表した仮集計によると、宇都宮氏が9720票、山本氏が8284票を獲得。宇都宮氏は46会でも最多得票を得て、当選を決めた。投票率は63.25%だった。

 宇都宮氏は「これまで派閥順送りで会長が決まってきたゆがみが出ていた。政権と同様、『チェンジ』を訴える日弁連会員の声が高まった結果」となどと話している。

 選挙戦の争点は、政府が司法試験の年間合格者数を「3000人程度に増やす」とした法曹人口への対応。宇都宮氏は、弁護士の質低下を理由に、1500人程度を打ち出した。山本氏は数字は示さないものの、現状の合格者数(約2000人)からの削減を含めた対応を主張していた。

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